活動の始まり

漆を取り組み始めたきっかけは、今から40年前、「漆の神様」と謳われた松田権六(まつだ ごんろく)先生の遺言である。

 

先生はその頃から日本の漆が将来絶滅すると云う危機感を抱いておられ、それを守るために代表理事が20代の時に、「漆の木を植えてくれ、そして大木の漆も探すことをやって欲しい」と言われた。

大木の漆は若い木の漆と違い、品質に優れているためである。

先生は「守ること」と同時に「育てること」を伝えて下さった。

 

その事を遺言とし、先生はお亡くなりになった。

 

そこから全てが始まった。

 

日本漆総合研究所の目的

我が国には、岩手県浄法寺町や茨城県大子町、岡山県等一部の産地を除いて、漆の木はほとんど見かけなくなっております。

昔日本は漆の国と言われたものですが、今では国産漆は生産量が激減しています。

多くの人は、ヤマウルシを樹液を採る木だと思っているのが現状ですが、そうではありません。ヤマウルシではなく「漆の木」が樹液を出します。

漆は大木にもなる木です。これを循環して植栽すれば、無くなることのない資源になります。

漆はとても優れた塗料で、数千年~1万年以上も長持ちしているものも発見されています。

当研究所は、エコでサスティナブルな日本産漆を普及させることを目的に、次の事業を行っています。

1 日本漆の増植林と漆の生産、活用等に関する調査及び研究

2 日本漆に関する普及活動

3 日本漆に関する人材の養成

4 そのほか漆に関する必要な事業

 

これまで取り組んできた事業

    ・独自事業としては、長井市において3年連続して漆掻き講習会

    ・「漆サミット」に第12回にポスター展示発表

    ・一般住宅の一部4件(蔵の扉、新築床の間、一般住宅外周、浴室)漆塗り

    ・重要文化財柏倉家住宅上湯殿・脱衣所漆塗修復

    ・ウルシ大木7本から漆掻き

    ・全国的に漆掻きは「殺し掻き」が殆どだが、当方は「養生掻き」を実施

    ・いわゆる漆コーヒーの試作とツアー

    ・ウルシのチップで染色

    ・ウルシの実から漆蝋の蝋燭づくり

    ・漆器制作と漆器修理

    ・漆塗り教室(山形と仙台)

           ・全国の漆塗り建築の調査

 

最近の取組み

1.    林野庁の「山村再生プラン」

2.    文化庁の「ふるさと文化財の森」設定と管理事業

3.    文化庁の「ふるさと文化財の森システム推進事業」

4.    山形県の「山形の宝」(漆建築ツアー)ガイド

5.    宮城県の「みんなの森づくりプロジェクト事業」(南三陸町に漆植林)

6.    山形県指定文化財柏倉家住宅保存修復事業

7.    公益信託荘内銀行ふるさと創造基金助成

8.    朝日新聞文化事業団文化財保護助成

現在の活動(2014年3月~)

    松島天麟院のお霊屋漆塗り

    山形県真室川町、「うるしの会」との合併

    山形県西川町にて漆掻き(掻き子4人)

    山形県長井市の漆林、林道整備

組織概要

一般社団法人日本漆総合研究所

設立   平成24年2月

代表理事 蜂谷哲平

所員   9名

 

本部    〒990-2401

      山形市大字平清水245-15 

Tel/Fax   023-623-1072

モバイル    090-7321-4337

e-mail      hacico@db3.so-net.ne.jp

URL:           http://ulushi-hachiya-jimdo.com/

 

 仙台事務所 〒980-0811

      宮城県仙台市青葉区一番町4-1-3

      仙台市民活動サポートセンター7